Osteoporosis
骨粗鬆症

骨がもろくなる骨粗鬆症
骨粗鬆症は骨の量が減って脆くなる疾患です。年齢が上がるほど起こりやすく、ちょっとした衝撃などで骨折することもあります。また、自覚症状がないまま背骨の圧迫骨折が起きる場合がありますし、背中が丸くなったり、背が縮んだり、腰痛や背中の痛みが出る人もいます。
閉経後のホルモン分泌量の変化も骨粗鬆症の原因になりがちで、平均的に女性に多く見られます。ほかにも栄養摂取の偏りや運動不足、日光浴の不足なども関与します。
骨粗鬆症は寝たきりの原因になることもあるため、定期的に検査を受け、問題があれば早めに治療を受けましょう。当クリニックでも検査・診断を行っています。
骨粗鬆症の検査
(骨塩定量測定)の
時間にご注意ください
当クリニックでは、骨粗鬆症の診療の中で「骨塩定量測定」という検査を行っています。それに使用する機材などの都合上、検査時間が限られています。
検査時間は以下のとおりとなりますので、大変恐縮ではありますが、骨粗鬆症の検査(骨塩定量測定)については以下の時間にご来院ください。
【骨粗鬆症の検査(骨塩定量測定)受付枠】※平日のみ
- 9:00~
- 9:10~
- 15:00~
- 15:10~
お電話でのご予約が可能
骨粗鬆症の検査(骨塩定量測定)受付枠につきましては、お電話でのご予約が可能です。ぜひご活用ください。
※なお、骨塩定量測定を受けられるには、事前に腰椎のレントゲンを撮る必要がありますので、ご注意ください。
詳しくは当クリニックのスタッフにお問い合わせください。
【電話受付時間】
9:30~12:30/15:30~18:00
骨粗鬆症の症状
- 重い物を持ち上げると腰や背中に強い痛みが走る
- 身長が縮んでくる
- 腰や背中が曲がってくる
- ちょっと転んだだけで骨折してしまう
骨粗鬆症そのものは自覚症状がないため放置されることが多いですが、転倒やちょっとした衝撃などで骨折することが増えます。すると痛みや体の動かしにくさで生活の質が大きく低下しますし、要介護や寝たきり状態になってしまうこともあり得ます。
骨粗鬆症が心配な方や予防を考えたい方は、一度当クリニックにお越しいただき、検査を受けてみてください。
骨粗鬆症から引き起こされる
脆弱性骨折
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脊椎圧迫骨折
骨粗鬆症になると重量物を持ったりくしゃみをしたりしたことで、ご本人が気づかないまま背骨がつぶれたように変形することがあります。治療はコルセットで固定する方法や、手術によって改善する方法などがあります。
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上腕骨近位端骨折
二の腕の肩寄りの部位に起こる骨折です。転倒して肩から地面にぶつかったときや、手を突いたときに起こりがちです。患部を固定する保存療法での対応が多いですが、手術を行う場合もあります。いずれの場合もリハビリが必須です。
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橈骨遠位端骨折
橈骨遠位端骨折とは、腕にある親指側の骨(橈骨)の先端側(遠位端)が折れた状態を指します。転倒して手を突いたときに起こりやすいです。治療は固定して治癒を待つか、手術かで、いずれの場合もリハビリが必要です。
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大腿骨近位部骨折
太ももの根元の骨が折れた状態です。足をひねったときや転倒したときに起きやすく、内出血からくる腫れや強い痛みを伴うこともあります。治療方法としては手術で対処することが多く、術後のリハビリテーションも必須です。
脊椎圧迫骨折や大腿骨近位部骨折が起こってしまった場合、そのまま寝たきり状態になってしまう可能性が高まりますので、まずは骨粗鬆症の対策をしっかりと行うことが肝要です。
骨粗鬆症の原因
- 加齢に伴う骨の衰え
- 女性の骨密度は20歳くらいまで上昇しますが、それ以降はしばらく横ばいの状態が続きます。その後50歳頃に閉経を迎えると、女性ホルモンの量が減った影響で急激に骨密度が低下します。また、年齢が上がると栄養補給のバランスが崩れがちですし、筋力の低下や運動量の低下も骨の状態悪化を促進し、転倒して骨折するリスクが増大していきます。
- 閉経に伴う女性ホルモンの分泌低下
- 「新陳代謝」という言葉は肌に関して使われることが多いですが、骨も新陳代謝によって少しずつ生まれ変わっています。その際、エストロゲン(女性ホルモンの一種)が骨の吸収(骨が溶ける現象)を緩やかにしていますが、閉経すると女性ホルモンの量が減るため、吸収が進んで骨の量が減少します。年齢が上がった女性に骨粗鬆症が増えるのはこのためです。
- 病気・薬から及ぶ影響
- 骨粗鬆症は服用している薬剤や疾患の影響で起こることもあります。骨粗鬆症の原因となる疾患としては、糖尿病などの生活習慣病や慢性腎臓病、関節リウマチや副甲状腺機能亢進症などの内分泌疾患が代表的です。これらの疾患があると骨の劣化や骨の吸収が進むことがあるからです。骨粗鬆症の原因となる薬剤としては、ステロイド薬の長期利用などがあります。
- 過度のダイエット・運動不足などの無理な生活習慣
- 骨の状態を良くするには、骨が必要とする栄養素をバランスよく摂る必要があります。そのため、過度なダイエットや偏った食生活は避けるべきです。また、添加物が多い飲食物を多くとることやアルコールの過剰摂取も避けましょう。
さらに、運動量が不足すると骨自体の強度が下がりますし、筋肉量が低下して転倒による骨折の危険性が上がります。
骨粗鬆症の検査

骨密度は骨の強度を確認する際の指標となるため、骨粗鬆症の診断に用いられます。当クリニックでは、2種類のX線を用いて骨密度を測定する全身型のDEXA法で骨密度を測定しています。この検査方法は、身体の一部分だけでなく全身の骨の状態を高精度で確認できます。また、脂肪や筋肉の量を確認できますし、測定時間が早いなどメリットが豊富です。
骨密度検査の流れ
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01

診察
詳しく健康状態などを問診します。
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02

腰部のレントゲン検査
腰部に骨折が無いかを事前に確認します。もし以前に骨折がある場合、骨密度の値が高く出る場合があるので、事前に確認します。
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03

骨塩定量測定(DXA法)検査の予約
腰椎のレントゲン検査後に合わせ検査をします。
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04

骨密度検査結果のご説明
骨塩定量測定(DXA法)検査当日に、腰椎のレントゲン検査の結果と合わせて骨密度検査結果をご説明いたします。
必要に応じて治療などのご提案もいたします。
骨粗鬆症の改善・予防
のために
生活指導

骨粗鬆症の予防、改善には生活習慣の見直しが欠かせません。
まず食生活については、カルシウムの1日の摂取目標である800mgを意識してください。牛乳は100ccで約100mg、ほかにも小魚、納豆や豆腐などカルシウムを含む食品をチェックしておきましょう。また、ビタミンDはカルシウムを吸収しやすくするため、サンマ、鮭、イワシの丸干し、干しシイタケなども有効です。さらに陽ざしを浴びると皮膚でビタミンDが作られるので、運動も兼ねた散歩などもおすすめです。
飲酒や喫煙の習慣がある方は、その習慣を見直しましょう。喫煙は腸の機能を低下させてカルシウムが吸収されにくい状態を作りますし、女性ホルモンを減少させるため骨粗鬆症を促進させます。そもそも喫煙は健康上多数のデメリットがあるので、早めに禁煙外来に相談して喫煙をやめるようおすすめします。また、飲酒すると利尿作用によってカルシウムが排出される量が増えますし、栄養吸収も抑えられてしまいます。
さらに、高齢者の転倒の多くは自宅で起きるため、住環境を整理して転倒しにくい状態を作ることも大切です。
運動療法

骨はある程度の負荷をかけることで量が増えますし、強化もされますから、日常に適切な運動を取り入れることが重要です。運動をしていれば筋肉量やバランス感覚を維持しやすく、転倒による骨折の予防にも直結します。
「運動した方が良い」といっても、体力や筋肉量を踏まえない急激な運動はケガのもとです。また、骨の量を増やす目的であれば、ウォーキングなどの負荷が強すぎない運動が適しています。毎日、あるいは週に数回でも散歩すること、意識的に背筋を鍛えて背骨の骨折を防ぐことなどに、継続的に取り組みましょう。
薬物療法

骨粗鬆症が進行している場合、生活習慣の見直しや運動療法に加えて、薬剤の投与も行います。代表的な薬剤には、骨吸収抑制剤(骨が減りにくくなる薬剤)や骨形成促進剤(新たに骨を作る働きを促進する薬剤)、骨の栄養素となるビタミンDやビタミンKなどがあります。また、骨粗鬆症の影響で痛みが出ている場合は、鎮痛を目的とする薬剤も処方します。
処方する薬剤の種類や量は、年齢や症状などを踏まえて検討しますので、まずは当クリニックにて検査を受けることから始めましょう。